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転職を繰り返した結果どうなった?就職氷河期の「転職ゴール」とは?

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こんにちは、転職を繰り返してサクセスを手に入れた気になってる氷河期の住人だよ。

みなさんは転職を繰り返していますか?

よく昔の人は、「転職は悪」だと言っていますよね。・・・では転職を繰り返して悪に染まった人はどうなるのか?

就職活動を失敗してフリーターから始まり、20年の間に転職を5回繰り返したの私の場合、こうなりました。まだ定年まで20年残っていますが、ゴールに向けて順調に進んでいる気がします。

本当に転職が悪なのか?路頭に迷うのか?もう一度考えてみてください。

私の結論としては、下のとおりです。

Point!いいところに就職できなかった → どんどん転職すべき
いいところに就職できた → 転職は控えるべき

それでは詳しく見ていきましょう。あなたは転職すべきかどうか、わかるはずです。

転職を繰り返すとどうなる?就職氷河期世代の一例をご紹介!

就職氷河期世代とは

今さら説明不要かと思いますが、念のために振り返っておきましょう。

就職氷河期に該当する世代は、様々あるが、一般的には、1990年代半ばから00年代前半に社会に出たり、2000年前後に大学を卒業した、2019年(令和元年)現在30歳代後半から50歳にわたる世代のことだとされる。

就職氷河期世代 – Wikipediaより

2000年卒の場合

この就職氷河期の中でもワーストに近いと言われてる年で、フランス人なら「100年に1度の当たり年」とか言っちゃうくらい就職難の年です。

多くの人が派遣社員やフリーターになりました。大学卒業時に就職先の書かれた連絡簿が配られましたが、その悲惨極まりない内容に唖然とした記憶があります。

かくいう私もご多分に漏れず、フリーターになりました

転職を繰り返すのはなぜ?

一般的な理由

転職をする理由って何だと思いますか?会社が自分に合わないから?

有名転職サイトさんに書いてありました。

退職理由トップ3は

1.給料が少ない
2.労働条件が悪い
3.人間関係が悪い
マイナビAGENTより

だそうです。

就職氷河期世代の場合

就職氷河期の人たちはたとえ就職できても、いい条件の会社に入社することはできませんでした。だいたいブラック企業に入っちゃうんですよね・・・

その結果が転職です。

でも、ブラックを辞めて別のブラックに入ったりするもんですから、より良い条件を求めて職を転々とすることになりました。(私もです)

そういう背景があって、職を転々としているということを他の世代の人たちに知ってほしいのです。

転職すると、どうなる?

転職によって得るものと失うもの

転職によって得るもの

転職することで得られるのは、外部の「ものさし」です。要するに他社を経験していると、客観的に物事を見ることができる、ということです。(詳しくは下の記事で)

【そもそも論】なぜ転職を勧めるの?同じ会社にいるのはダメなの?

転職によって失うもの

確実に失うのは今の職場の仲間です。これがメリットかデメリットは人によって違いますよね。

これら意外ははっきりしないもの

実は、これら以外は得るか失うかがはっきりしていないのが現実です。収入も入社しないとわからないし、通勤距離も遠くなる場合だってあります。

転職は「リセットボタン」である?

転職は何もかもリセットされます。年収も役職も仕事内容も通勤時間も今までの評価も、何もかもリセットです。

でもリセットされないものがあります。

Point!年齢と経験です。

若くて経験が多いほうが良いのは言うまでもないですね。だから濃いキャリアを積む必要があります。

濃いキャリアを積むには?『仕事』と『作業』の違いを知る

私の「転職を繰り返した結果」

転職成功の秘訣は【非公開求人】にあった!/DODAエージェントサービス

転職を繰り返して得たもの

① 年収

私は社会人1年目(フリーター時代を除く)から現在までで、年収が3倍になっています。

縦軸はちょっと書けないのですが、このグラフの通り年収がどんどん上がっています。グラフの下がってるところは転職した年です。

だいたい「転職を繰り返すと年収が下がる」とか「年収が伸び悩む」とか思われがちです。しかしちゃんとキャリア(経験とスキル)を積んでいれば、望まなくても自然と年収は伸びます。

それに年収は一回上がると、下がりにくくなります

採用試験の段階で、現状の年収から大幅に下がる条件を提示しようとしてる会社は、今の年収を知るとあきらめる傾向があるからです。

そりゃ年収500万の人に300万を提示して来るわけがないですよね。

※「キャリアを積む」に関してはこちらの記事をどうぞ

40代の転職で最も大事な”キャリアを積む”とは?

② とにかく幅広いスキル

私の場合、職を転々としている間に、電気電子・制御・機械を構想から設計製作するところまで身についてしまいました。

普通に新卒でそこそこの規模以上の会社に入社した人で、これだけ全部できる人はほぼいないと思います。少なくとも見たことがありません。

職を転々としていると、その会社にフィットしようとするために、いろんなスキルや知識を身につけることになります。なので勝手にマルチスキルを習得してしまいます。

特殊な能力がなくてもオンリーワン、マルチスキルを身につけよう!

③ 色んな業界の情報

違う業界に転職すると、同じ設計や開発でも全く基礎が違ったりします。都合上詳しく言えませんが、鋼など素材の見方から違います。

こういうのは転職者しかわからない、面白いところなんです。

転職を繰り返して失ったもの

① 何かに「特化」すること

転職を繰り返す、ということは、腰を据えて業務に取り組む期間が短いということです。私は最大で5年までしか大きいテーマに取り組んだことがありません。10年以上の長いスパンで会社に貢献できるようなことができないのが悩みです。

でも飽きっぽい性格なのでいいのかも・・・

② 退職金(の何割か)

退職金は、長く勤めるほど余計に多くもらえるものです。チョコチョコ転職すると、もらえる総額は間違いなく減ります。

まあ私の場合は前々職以前は退職金なんて一切積み立てていないブラック企業でしたので関係ないんですけどね・・

転職を繰り返すと得?損?

私は得だと思っています。私みたいに、特に最初でつまづいた人は、どんどん転職して上に上がっていくしかないんです。

逆に最初から大手に入った人は、守りに入ったほうがいいかもしれませんね。中小企業に転職したら確実に年収ダウンですし、大手の知識や経験は中小企業では使えないことが非常に多いです。

就職氷河期の転職ゴールは?

簡単です。「これが年収の限界」と感じたところです。

転職を繰り返すと、年収の限界を感じることができるようになります。転職を繰り返すと大手には入社できないので、この時点で中小企業の年収の限界が自分の年収の限界になります。

岡山だと、700万円くらいでしょうか。中小企業だと、間違いなく管理職以上じゃないといかないはずです。

これを超えたら、ゴールではないかと思います。

長く勤められる会社はゴールじゃないの?

私もこれがゴールだと思っていました。でも収入がある程度ないと、家庭を持つと厳しいです。結果として転職をすることになりますので、これはゴールではないと私は身をもって感じています。

おわりに

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

転職は悪、というステレオタイプは就職につまづいた人には当てはまりません。どんどん年収の限界を目指して転職しましょう!

いろんな経験を積めば、勝手に他人と差別化できるので評価は落ちにくくなっていきます。

自信を持ってその一歩を踏み出しましょう!

そのときはまずエージェントに相談です。私もお世話になりました。


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