どうもこんにちは。ネガティブの塊、氷河期の住人だよ。
技術者になりたいと考えているあなた、または「技術者に向いてないかも」と思うあなた。
どんな人が技術者に向いているか知りたいと思いませんか?
この道20年、10社以上の会社を見てきたなかで、私が「この人すごいな」と思った技術者の性格をざっとまとめてみました。
思い起こしてみると、けっこう似たような性格の人が多いのかもしれませんね・・・
ざっくりまとめると、こんな感じです。
・ 失敗を引きずって飽きっぽくて一人で行動できない人は向いてない
ぼんやりと自分を照らし合わせてみて、今後のキャリアプランを考えてみよう!
技術者に向いてる人
目次(クリックできるよ!)
こんな性格の人は技術者向きです。なおポジティブで楽観的な人は営業をオススメします。
ネガティブな人
「それ絶対うまくいかないわ」が口癖のあなた。ネガティブなのは、絶対に技術者向きの性格です。

断言しますが、ポジティブな技術者は実際あまり優秀ではありません。

ポジティブな人の仕事の進めかた
ポジティブな人は、考えた案を「うまくいくだろう」と思って実行します。
そして失敗した時に初めて「うまくいかなかったのはなぜ?」と考えます。
ネガティブな人の仕事の進めかた
しかしネガティブな人は、「こんな失敗をするかもしれない」「こうなってしまったらどうしよう」と、失敗することをあらかじめ考えてしまいます。
これが重要で、あらかじめ失敗すると思っていると
どう失敗するかを想定しているので、評価段階で異変に気付きやすくなる
計画の段階で様々なフォローを考えて動くことができるので、停滞や手戻りが少ない仕事ができます。
<デメリット>
ただ、考え過ぎて思い切りが悪いというデメリットもあります。
心配性な人
なんか心配なので、スマホの充電器を3つくらい出張に持っていくあなた。
後々の問題に対して先に手を打っておこうという性格は、技術者に向いてます。とにかく手戻りのないように、色々根回ししておくことができると優秀な人の仕事のしかたです。
point!
- データ収集する時に、あれも取っておこう、これも取っておこうと色々なデータを取る
- 次の会議で部長にゴネられると非常に面倒なので、事前に説明して合意を取り、会議に臨む
- 壊れないか心配なので、最終出図ギリギリまで延々と耐久テストをし続ける
こんな感じで、心配事を先につぶしておくのは技術者として必須のスキルなのです。

<デメリット>
デメリットは、とにかく疲れます。気持ちの切り替えが苦手な人は精神的に辛くなるので注意です。
マイペースな人
人が何してようが一切気にならないあなた。技術者向きです。
人の顔色をうかがっても、技術者の場合は仕事が前に進みません。
人になんと言われようが、自分で知恵を出してドンドン仕事を進めていける人は、どの会社でも実力を発揮できます。

<デメリット>
デメリットは、間違いなく出世しません。
・・・なはずなのですが、管理職になる人って他人の顔色うかがいスペシャリストばかりですよね。
ワンマン経営の会社ほど、この傾向が強いように感じます。
適当な人
なんでもほどほどにたしなむあなた。技術者に向いてます。
「適当」という言葉がすごいネガティブな表現に聞こえますが、「適当」の本当の意味は
・ ピッタリあてはまること
「ほどよい程度」、これがなにより大事です。
以前の記事で、「60点主義」というのを紹介しました。これが「ほどよい程度」なのです。61点以上は余計だということに気付けると、いい技術者になれるはずです。
仕事の出来は「60点」がベスト!簡単に仕事効率化を達成する方法!
<デメリット>
これに関してはデメリットはありません。しいて言うなら、「なんであの人は早く帰るんだろう?」と思われるくらいです。
負けず嫌いな人
子供相手でも全力で勝負する。技術者向きです。

誰であろうが、競合に負けるのは許されません。モチベーションの話になりますが、製造業はそういう気持ちで仕事ができないと色々しんどくなります。
あとは自分の部署内の人にも負けないように頑張ってる人は、ものすごく成長が早いですよ。
<デメリット>
デメリットは、ウザがられます。

新しモノ好きな人
流行りモノは買わないと気が済まない。そんなあなたは技術者向きです。
特にクルマや家電が好きな人は向いてます。いいヒントになりますからね。
家電や車の新しい機能とか試したくないですか?
その好奇心が自然と新しい知識を増やしてくれて、それが仕事に活きてきます。
「好きこそ物の上手なれ」、まさにこれです。
<デメリット>
これはデメリット無し・・・といいたいところですが、浪費家が多い印象です。買いすぎ注意です。

何か打ち込める趣味がある人
実はこれが一番共通していることのような気がします。だいたいデキる人は総じて何かひとつ(以上の)趣味を持っています。
こういう人は普段からひとつのことに打ち込むのに慣れてるので、技術者に向いてます。
それにストレスも解消できるので、とてもいいですよね!

技術者に向いてない人
以下にあてはまる人は、あまり技術者にむいてないと思います。
私もだいたいあてはまるんですけどね!
失敗を引きずる人
上で「ネガティブなのは技術者向き」と言いましたが、失敗を引きずるのは技術者としてマイナスでしかないです。開発の場合、失敗なんて日常茶飯事です。いちいち気にしていたら、精神がもちません。
失敗したら原因を考え、次また同じ失敗をしないように対策したら忘れましょう。
<こうやってみよう>
すぐ失敗を思い出しちゃう人は、わざとせわしなく働いてみるといいですよ。考える暇がなければクヨクヨできませんからね。
飽きっぽい人
一つのテーマに延々と取り組むことって、けっこうありますよね。そういう時に、飽きっぽいと一気にモチベーションが低下します。
それに5年以上仕事をやっていると、同じことの繰り返しみたいな仕事になったりしますよね。そういう時に耐えられるかどうかはけっこう重要です。
ちなみに私は超飽きっぽい人なので、1年に何回も苦痛な期間があります。技術者に向いてないような気がします。

<こうやってみよう>
自分なりに小さい目標をもってやってみたり、新しい方法を取り入れたりして飽きないように工夫してみると、若干マシです。
一人で行動できない人
マイペースな人の逆です。誰かと一緒じゃないと外食もできない人は、技術者に向いてません。何かする時にいちいち他人の顔色をうかがうのは問題です。
自分で決めて、さっさと動かないと仕事なんて回りません。「ダメなら上司が止めるだろうからいいや」、くらいでちょうどいいです。

<こうやってみよう>
相談するかどうか微妙なやつは、もうそのまま進めてみましょう。ダメなら止められますし、良ければどんどん自分で決めて進めましょう。わりとなんとかなりますが、最低限の報連相はしときましょう。
おわりに
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
自分は技術者に向いてないかも・・・って思ってた人も、なんとなくイケそうな気がしてきませんか?
だいたいの人は技術者向きだし、だいたいの人は向いていないのです。
つまり、誰でもなれるものなんですよ、ということだけは覚えててください。
それではもう一度おさらいしましょう。
・ 失敗を引きずって飽きっぽくて一人で行動できない人は向いてない
それではまた、ご安全に!