どうもこんにちは、ブログのマーケティングはさっぱりダメな氷河期の住人です。
ある程度キャリアを重ねると、技術者も『商品を提案しろ』だの『どの層にこの製品が売れるか調査しなさい』だの言われるようになります。
そんなある程度キャリアを積んで、商品企画を考え始めるようになった方は今回の記事は参考になると思います。
結論を先に書きますと、これだけ覚えて実践すれば業務に役立ちます。
② 自社の「強み」と「資産」を把握する
③ どんな人をターゲットにするかを考える
④ ターゲットに刺さる売り文句を考える
・・・ブログとかの副業をやっている人、何か気づきませんか?
集客のしかたが違うだけで、製造業もブロガーも、やってることは全く一緒なんです。
多くの有名ブロガー、twitterの何万ものフォロワーを持つ人たちのnoteも私が読んだ限りでは、それぞれのフォーマットに置き換えたマーケティング理論なのです。つまり、
そこで今回、開発経験10年、問題作も含めて色々世に出してきた私がマーケティングについて勉強し、実践でやったことを混ぜつつ少しだけここに書いてみたいと思います。
技術者・設計者が基礎から学ぶマーケティング入門!
目次(クリックできるよ!)
ちなみに本気で勉強したい方はこれを読んでください。マーケティングの本の中ではものすごい良書です。これを読みながら実践し、学んだことを全て自分の言葉で書いているのが今回の内容です。
商品開発寄りの技術者と、これから管理職になろうかという人は見ておいて損はないかと思います。それと私の同業、ブロガーの方にも結構大切なことだと思います。
とにかく今回は導入という事で、『ブログ』を例に書きます。技術者の人は要点だけつかんでください。
1.競争の場を決めましょう
どこでお店を開く?
例えばあなたはドーナツ屋をやるとします。下のうち、どこに店を構えますか?
choice!①大型ショッピングモールの脇
②そこそこ車通りの多い、スイーツ店の少ない街中
③見渡す限り田んぼのド真ん中
おそらく全員②を選ぶと思います。①は競合が多すぎますし、③は人が来ません。
売れやすい所でやる、というのが当たり前ですね。
ブログの場合:検索数の多いキーワードで記事を書こうとすると競合が多すぎて検索順位が上がりません。逆に、全く検索されないキーワードで記事を書くと、誰にも読まれません。
そこそこの検索数で、かつ自分の得意なキーワードで勝負すれば比較的勝ちやすい、ということです。
製造業の場合:製品を投入する『市場』を調べなくてはいけません。競合はどこか、市場規模はいくらか、などです。調査会社に依頼したりするケースもあり、これがなかなか面倒なのです。
市場には4つの『型』がある
市場には4パターンの『型』があり、それぞれ特徴があります。
チャレンジャー:2番手3番手で、リーダーの座を狙っている人
フォロワー :市場リーダーやチャレンジャーのおこぼれをもらう人
ニッチャー :独自路線でニッチな所を攻める人
例えばトレンドブログ(話題になっているネタでアクセスを集めるブログ)にも市場リーダーがいるはずですし、特化ブログ(あるキーワードに特化したブログ)にもいます。
2番手3番手のチャレンジャーも当然います。調べてみたらものすごいアクセス数のブログって、けっこうたくさんあるんですよね。
フォロワーっていうのは、例えば『(大物)さんの有料note読みました!おかげでブログの収益増えました!』とかツイートしてる人、いますよね? あの人たちです。
大物にくっついて、おこぼれを頂く人たちをフォロワーといいます。
ニッチャーというのは特定のジャンル(例えば本ジャンルでも年代物の古本とか)に集中して記事を書いてるブログです。
ちなみに私はニッチャーをやっているつもりなのですが、どうも『転職』はビッグキーワードのようです・・・ かといってフォロワーは絶対楽しくなさそうです。なんで仕事外の時間に媚び・・やめときましょう。
2.あなたの資産は何?
簡単に言うと「他の人にない、あなたにだけあるもの」です。
(私の)ブログの場合:
- 就職氷河期に就職できなくてフリーター→ブラック企業→派遣→ブラック企業→ホワイト企業という氷河期フルコースを制覇した経験
- 夢を追いかけて世界を飛び回ったあとリーマンショックで失業
などですね。悲惨な経験も資産なのです。
製造業の場合:独自のノウハウだったりです。例えば他社と全く違う製法だったりです。
あとは特許も資産です。手持ちの特許を使って製品を開発すれば、わかりやすく差別化できますからね。
私の経験談ですが、「この特許ありきで設計をしてくれ」って言われて機構を設計したことがあります。特許の請求項に収まるように設計するのは難しかったのですが、特許侵害になるから誰もマネしてきませんでしたのでなかなか売り上げを伸ばすことができました。
3.あなたの強みは?
資産と関係してくるものです。
ブログの場合:氷河期フルコースの末に手に入れた「超多能工」です。なんでも自分でやるのが一番早いし、どの会社でもいいポジションに収まることができるのです。実はブログのネタにもあまり困りません。あと転職5回、うち2回は超氷河期で転職できてるという実績です。
製造業の場合:たとえば以前の会社でありましたが、研磨技術が飛びぬけてスゴいとかです。そうなると同業がマネできないですからね。そうなると研磨技術を生かして他の業界にも参入できるんですね。そうやってその会社は事業展開していました。
4.どんな人に読んでほしい?(ターゲットについて)
顧客のターゲットを決めよう、ということです。
ブログの場合:私のブログは製造業の人に・・・と思っていたのですが、最近は非製造業の人向けになってるような気がしてます。あとは転職したい人がターゲットです。
製造業の場合:企業の場合は、例えば作業補助をしてくれるパワーアシストスーツの場合、70代以上の農家の人に狙いを絞ったります。全員をターゲットにすると、誰にもハマらないからです。逆に極端に絞ると、市場性がないのです。
5.売り文句は?(セールスコピー)
ブログの場合:読んでほしい人(ターゲット)に、他との差別化をはかりながら、自分の資産や強みを見せつつ、印象的な文句を考えます。ブログはタイトルと導入文ですね。
製造業の場合:企業はCMのキャッチコピーとかです。いいキャッチコピーって記憶に残りますよね。「いつかは、クラウン。」みたいな。
こんな素敵なキャッチコピーはすぐ思いつかないかもしれませんが、「あの作業がラクに!」とか、実際に作業が苦痛な人には刺さるキャッチコピーになりますよね。
おわりに
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
今回の内容、どこかで見覚えないですか?
冒頭にも言いましたとおり、twitterやブロガーのnoteの内容って、基本これなんです。
マーケティング理論をそれぞれのフォーマットに焼き直しただけなんです。
なので、これ以外の内容が大物ブロガーやインフルエンサーの本当のノウハウです。
せっかく有料note買うなら、そういう内容のものを買えると良いですね。
私もこれだけわかってるなら、もう少し結果が出てもいいと思うんですけどね・・・
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おそろしい節約術のおはなし。
今回の記事、「まあ読めるかな」って思っていただけましたら、シェアして頂けると心が安らぎます。