こんにちは。いや、昼とは限らないなと思い始めた氷河期の住人だよ。
すっかりLabVIEWブログになっている気がしていますが、今回はデータ形式についてまとめました。
結論から言うと、この3つです。
② 他の言語との違いは「適当でもなんとかなる」
③ ハードウェアによって使えない型がある
適当でもいいなんて、なんて素敵なんでしょう。何度Cでこの手の変数に悩まされたか・・・

・・・それは置いといて、さっそく紹介します。
ハードウェアを気にしなければデータ型は気楽に考えていいので、最初は「こんな感じか」くらいでOKです。
LabVIEWのデータ型を知ろう!
目次(クリックできるよ!)
数値型
数値型は大きく分けて4種類あります。
符号なし整数型
U8、U16、U32、U64の4種類です。名前は符号なし整数型=Unsigned integer typeのUとビット数の組み合わせです。
データ型 | 最小値 | 最大値 |
U8 | 0 | 255 |
U16 | 0 | 65535 |
U32 | 0 | 4294967295 |
U64 | 0 | 18446744073709551615 |
符号あり整数型
I8、I16、I32、I64の4種類。符号なしと同じくビット数との組み合わせです。
データ型 | 最小値 | 最大値 |
I8 | -128 | 127 |
I16 | -32768 | 32767 |
I32 | -2147483648 | 2147483647 |
I64 | -9223372036854775808 | 9223372036854775807 |
浮動小数点型
SGL、DBL、EXTの3種類。特にDBLは数値制御器のデフォルトでもあるので覚えておきましょう。
というよりDBL以外の2つはまず使わないので、ほっといて大丈夫です。
浮動小数点型の最大、最小値は超面倒なのでビット数でまとめました。
データ型 | 呼び方 | ビット数 |
SGL | 単精度浮動小数点 | 32bit |
DBL | 倍精度浮動小数点 | 64bit |
EXT | 拡張倍精度浮動小数点 | 80bit |
固定小数点型
次は固定小数点です。滅多に使いませんが、cRIO内部にあるFPGAにプログラミングする場合は使います。
ビット数は試してみていますが16bitまでしか入りませんでした。32bitだったと思ったのに。
データ型 | 呼び方 | ビット数 |
FXP | 固定小数点 | 16bit? |
ブール型
俗にいうON/OFF、0か1というやつです。1bitですね。緑色です。
文字列型
ピンク色の枠です。特に文字数制限はありません。
実は文字列はあまり使わないので得意ではないのです。
LabVIEWデータの取り扱いについて
データ型について説明してみましたが、あまり考えなくてもいいのがLabVIEWのいいところです。
というのも、データ型が違っても勝手に変換してくれるからです。
下は例ですが、U8型とU16型の足し算です。これ、何の問題もなくできます。
U8の「X」から「+」に入るところに赤い点が見えますか?
これが「自動変換してますよ」っていうマークで、ここでU16型に変換されています。
この機能があるので、データ型はアバウトでいいのです。もちろん浮動小数点もOKです。
でも、もちろん自動変換なので何が起こるかわかりませんから、プログラムにこういうのが無いに越したことはないです。なので、真面目に組む時はデータ型を揃えます。
おわりに
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

って思いました?
そう、すごく簡単なんですよ。おそらく小学生のプログラミング学習並みに簡単です。でも高機能なんです。だから初めてのプログラミング教材にオススメしたいのです。
今回のまとめですが、
でも当面は適当でも問題ない
では次回はいよいよ計算をやってみます!