こんにちは、1つのステートで人生を乗り切ろうとしている氷河期の住人だよ。
前回のストラクチャ関数で、だいたい基本的な関数は全て紹介しました。
ここからは実際のプログラムのように、組み合わせて使うことを中心に書いていきます。
こんにちは、1つのステートで人生を乗り切ろうとしている氷河期の住人だよ。
前回のストラクチャ関数で、だいたい基本的な関数は全て紹介しました。
ここからは実際のプログラムのように、組み合わせて使うことを中心に書いていきます。
こんにちは。月曜から金曜まで会社と家をループしている氷河期の住人だよ。
とりあえず計算に必要な関数はひととおり使えるようになりましたか?
プログラムを組もうとすると、もちろんこれだけでは足りません。
今回はプログラムを作る上で必須ともいえる、ストラクチャについて説明します。
こんにちは。他人と比較されると切ない気分になる氷河期の住人だよ。
プログラムでも比較というのは多用されます。
Labviewでももちろんありますよ。
今回は比較関数についてまとめました。使用頻度が高いのがいくつかありますので、確実に使いこなせるようになりましょう!
数学で習った等号と不等号です。見たまままので、簡単ですよね。
下のxとyの関係がTrueなら、ON出力です。
ゼロと比較するためのノードです。
等号・不等号でも代用できるので、使わなくても大丈夫です。これも見たままですので、省略します。
これはプログラムを書くときに多用します。これだけは絶対覚えてください。
真ん中のブールがFalseの時、下の端子の値が出力されます。Trueの場合は上の端子の値です。
要はスイッチのようなノードです。
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数値を最大と最小で分けるノードです。
入力2つの最大が右上、最小が右下に出力されます。
上限・下限はセンサからの信号を処理する時などにけっこう使いますので、うまく使いこなしましょう。
左中の入力を右上に出力しますが、上限と下限に達している時は上限値もしくは下限値を出力します。
入力が上限または下限値内の場合は右下がTrueを出力します。(範囲内ですよ、ということ)
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
実はもう半分くらい比較関数はあるのですが、ひとまずこれだけあれば十分です。もう半分はおいおい追加していきます。
プログラムのあちこちで多用する比較関数。うまく使いこなせると、すっきりわかりやすいプログラムになります。
次回からは実際にプログラムを書くときに使うテクニックとループ関数について書いていこうと思います。
こんにちは。いつも論理が破綻している氷河期の住人だよ。
さっそくですが、論理回路はご存知ですか?
プログラミングするには必須なんですが、当然LabVIEWにも論理回路はあります。
ポイントですが、そんなにありません。しいて言うなら下の2つです。
急に論理回路って言われても・・というかたは、下を読んでみてください。
論理回路は簡単に言うと、0(False)か1(True)で表られる論理値を論理演算子でつないで回路にしたものです。ANDとかORってやつです。
LabVIEWの論理回路ノード一覧
入力をA,Bとすると、「AかつBがTrue」の場合にTrue(1)を出力します。
A | B | 出力 |
0 | 0 | 0 |
1 | 0 | 0 |
0 | 1 | 0 |
1 | 1 | 1 |
AND回路の逆を出力します。余談ですが、NAND回路だけで全論理回路が表現できるのです。
A | B | 出力 |
0 | 0 | 1 |
1 | 0 | 1 |
0 | 1 | 1 |
1 | 1 | 0 |
入力をA,Bとすると、「AまたはBがTrue」の場合にTrue(1)を出力します。
A | B | 出力 |
0 | 0 | 0 |
1 | 0 | 1 |
0 | 1 | 1 |
1 | 1 | 1 |
OR回路の逆です。NORだけでも全論理回路が表現できます。
A | B | 出力 |
0 | 0 | 1 |
1 | 0 | 0 |
0 | 1 | 0 |
1 | 1 | 0 |
「排他的論理和」と呼ばれるもので、「ABどちらかだけTrue」の場合にTrue(1)を出力します。
比較をする時なんかに使うと、違いを「True」で出力してくれるのでいいですね。
A | B | 出力 |
0 | 0 | 0 |
1 | 0 | 1 |
0 | 1 | 1 |
1 | 1 | 0 |
今までの流れから言うとNXORじゃないのか?と思いますが、XNORがスタンダードです。
A | B | 出力 |
0 | 0 | 1 |
1 | 0 | 0 |
0 | 1 | 0 |
1 | 1 | 1 |
これは簡単ですね。入力の反対を出力します。
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最初なんと読むのかすらわかりませんでした。「ほうがん」です。
AならばBということですが・・・説明を読んでもさっぱりわかりません。もちろん使ったこともありません。
A | B | 出力 |
0 | 0 | 1 |
1 | 0 | 0 |
0 | 1 | 1 |
1 | 1 | 1 |
実は数値演算でも出てきたノードです。
3つ以上のAND、OR、XORができます。
ちょうどノードの線が出ているところで右クリックをすると以下のように「Invert」って出てきますので、これをクリックするとNOT回路が入ります。便利ですが、ちょっと見づらいので注意です。
配列(同じデータ系列の集まり)をまとめてAND、ORできます。
地味に使えるノードです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
ブールの計算をするだけなんですが、実にいろんな表現があります。
LabVIEWの最大の問題点でもあるのが、ノードの大きさが小さい上に拡大できないことです。
非常に見えにくいので、いかに間違えにくい記述にするかがLabVIEWプログラミングのコツです。
次回は使用頻度が高い「比較」を紹介します!
データ型についてはコチラ
LabVIEW画面の見方はコチラ
こんにちは。もうすっかり電卓なしでは計算ができなくなった氷河期の住人だよ。
LabVIEWでプログラム、書けてますか?
今回は基本的な数値計算について説明します。これができたら、簡単な計算機が作れます。
いつも同じ計算式を使うかた、試しに作ってみてはいかがですか?
ポイントとしては、
「ノード」という言葉を覚えよう
同じ計算でもいくつかノードに種類がある
簡単なので、さらっと行っちゃいましょう!
ノードって言葉がわからないと話が先に進まないので、先に説明します。
正確に言うと、ノードとはブロックダイアグラム上に配置する、入力と出力を備えたオブジェクトです。四則演算も含めて、ブロックダイアグラム上のアイコンひとつひとつがノードです。
四則演算はすごく簡単、+-×÷です。
・・加減乗除です。
・・・見たままだね!
ノード左側に入力が2つついてて、上がx、下がyです。ノード右に答えが出力されます。
ノード | 処理 |
和(+) | 入力xとyを足して出力 |
差(-) | 入力xとyを引いて出力 |
積(×) | 入力xとyを掛けて出力 |
商(÷) | 入力xとyを割って出力 |
実際にプログラムを組んだことのある方はよく使っていると思いますが、LabVIEWにももちろんあります。
デクリメンタルは数字を1引きます。インクリメンタルは数値に1を足すものです。
ノード | 処理 |
デクリメンタル | 入力を―1して出力 |
インクリメンタル | 入力を+1して出力 |
知識のある人なら間違いなくそう言うと思います。LabVIEWではデフォルトがDBL型だからです。ちゃんと整数型で使いましょうね。
商と余りなんて、懐かしいですね。でも使うんですよ、ごくたまに。
ノード | 処理 |
商と余り | 入力x÷yの商を右下から、余りを右上から出力 |
1+1+2+3・・・とかめんどくさいですよね。そんなときはこれ。
足し算と掛け算が2つ以上まとめてできます。しかも下の絵のように、マウスでドラッグすると、いくらでも増やせます。
足し算と掛け算は、「+」マークをクリックすると他の演算子に替えられます。実はこのノードで論理回路もできます。便利ですので覚えておきましょう!
ノード | 処理 |
複合計算 | 2つ以上の入力を演算して出力(演算は+,×,論理回路のAND,OR,XOR) |
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端数処理は、数字を丸める処理のことですね。
ノード | 処理 |
絶対値 | 入力の絶対値を出力 |
近い整数 | 入力の数値に一番近い整数を出力 |
小数切り上げ | 入力された小数以下を切り上げて出力 |
小数切り捨て | 入力された小数以下を切り捨てて出力 |
数学でよく使う計算が入っています。でも、ここにあるのはごく一部です。
ノード | 処理 |
2のn乗 | 左上が乗数n入力、左下が数値x入力です。x*2のn乗を出力します。 |
平方根 | 入力数値の平方根(√)出力 |
2乗 | 入力数値xの2乗を出力 |
負の値 | 入力数値xの負の値(-1をかけたもの)を出力 |
逆数 | 入力数値xの逆数(1/xをかけたもの)を出力 |
符号 | 入力数値xの符号(正の値:1を出力、負の値:-1を出力、0:0を出力) |
数式 | 入力数値xを入力した数式(種類は決まっている)で出力 |
乱数 | 0~1までの小数点を含む値をランダムに出力 |
ひとまずこれだけです。まだ一般的な数学の範疇なので、詳細の説明まではいらないやつですね。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
ものすごく基本的な数式ばかりで、かなり頻繁に使うものが多いです。なので使い方を確実に覚えておきましょう。
データを取って、編集して、解析する。LabVIEWでデータ解析すると、はかどるよね。