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何社も渡り歩いたからこそわかる、図面を書くのに大事な3つのこと

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こんにちは。ほぼ遊牧民みたいな社会人人生を送る氷河期の住人だよ。

さっそくですが、図面描いてモノを作ってもらう段階になって、色々トラブル起きませんか?

起きるね。なんでだろう?
ぞう
ぞう

私も20年やってますが、いまだにノートラブルというわけにはいきません。でもだいぶトラブルを未然に防げるようになりました。

いろんな会社に行くと、それぞれの会社を客観的に見ることができるので色々わかることがあります。今回は職を転々とした私が、図面を描く上で大切なことをまとめてみました。

Point!① どんな人が見てもわかりやすい図面を描く
② どんな人が見ても間違えない図面を描く
③ 加工の限界を見極める

これだけ押さえておけば、どこに行ってもトラブルの少ない図面を描くことができます。

働き方改革で早く帰るために、大事なことなんじゃないか?と思います。仕事をサッサと済ませて、ストレスフリーで充実したアフター5を楽しみましょう!

どんな人が見てもわかりやすい図面を描く

できるだけ図枠いっぱいに図面を描くこと

実際に自分の図面を見て加工する人を見たことありますか?大きい会社の工場とかなら、照明もバッチリで働き盛りの若者が加工していることでしょう。

でも中小企業って、薄暗い工場の隅でおじいちゃんが加工してたりします。そう、製作する人は老眼の人がけっこう多いのです。

氷の人
氷の人
特に町工場はそうだからね

そんな人が薄暗いなか、小さく描かれた図面で加工することを想像しましょう。

絶対ミスするよね
ぞう
ぞう

なので、お約束です。

Point!● できるだけ図枠いっぱいに大きく描きましょう。
● 数字と線が重ならないようにしましょう。
● 3Dで書く場合は、アイソメ図(斜めから見るビュー)を入れよう。

図枠いっぱいに書くメリット

図枠いっぱいに書くと、もう一つメリットがあります。

Point!縮小コピーしても読めるので、紙のムダを削減できる

A2図面をA3で出しても読めるのでプロッターはいらないですし、かさばりません。

どんな人が見ても間違えない図面を描く

どこに外注製作されるかわからないので、独自ルールや省略はしない

これまで製作で不良が出てなかった部品が、突然不良を出すことがあります。何が原因かわかりますか?それは・・・

Point!外注業者が変わった時です。

なぜ外注業者が変わると不具合が起きるか?ということですが、

それまで図面に不足やあいまいな所があると外注担当と外注先でやりとりして、生産していたものがゼロに戻るからです。

だから、外注業者が変わっても同じものが出来てくるような図面にしないといけないですよね。

つまり、指示忘れあいまいな表現をしないということです。

特に気をつけたいのが、図面の注記です。
「など」「ならば可」といったあいまい表現、本当にそれで大丈夫ですか?

JISを見て描くのが一番

そのためにはどうすればいいか?ということですが、基本はJISです。会社で製図標準があるところもありますが、基本はJISのはずです。

でも海外は違うんじゃない?
ぞう
ぞう

今はJISも海外規格(ISO)に極力合わせてるので、JISで大丈夫です。もうひとつASMEというアメリカ規格もありますが、だいたい似ていると言われています。

あと一角法の国もありますが、私の経験では、図面は通じますよ。

「加工の限界」を見極めること

どれだけ図面で色々描いても、「できない」と言われてはどうしようもないですね。

加工できるorできない、どれくらいの精度が出せるか?は会社や外注先によって全く違うので、平均的な加工能力の見極めが大事です。

やり方としては2つあります。

Point!● 製造部署に聞く
● 過去の図面から拾う

もちろん製造部署に聞くのが一番です。外注先も含めて、だいたい良い情報を知ってるはずです。

ふだん加工しない人が「どんな加工をしたらいいかな・・・」って一人で考えるのは、あまり効率がいいことではありませんよね。設計と製造が直接話をすることが、一番いいものができるのは間違いありません。

自分たちの主張を押し付けあうのではなく、お互いがベストになる方法を考えるのが一番いいものができるはずです。それは経験上間違いありません。

なので製造部署に聞くのですが、過去の図面から情報を拾うのもオススメです。

なぜなの?
ぞう
ぞう

似たような形状の図面がないか調べたり、公差を拾って加工能力を見極めることができるからです。

それと話は反れますが、会社には定番の作り方構造があるので、それも見えてくるからです。

氷の人
氷の人
特に溶接構造は会社によって特色がでます。リブを入れがちか、その部材そのものをゴツくするか、とか

過去の図面を見るっていうのは、今後設計をしていく上ですごく役に立つんです。

すでに作ったことのある構造って、設計も製作側も喜びます。なぜなら

Point!● どちらもイチから考えなくていい
● 設計も流用なら計算など工数を大幅に減らせる
● 溶接などの治具も、流用できればタダだから安上がり

とにかく時短で安くモノを作るために、過去の図面はしっかり見ましょう。特に転職したばかりの人は。

・・・話を戻しますが、加工能力の把握はとても大切です。普段から現場をウロウロしたりするのもいいですね。

安全にね!
ぞう
ぞう

おわりに

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

仕事に慣れてしまうと、その会社でしかわからないような書き方でついつい図面を書いてしまいがちです。

それはしょうがないのですが、思った以上に図面はあなたの知らないところへ行くものです。どんな場所に行ってもいいような図面を書くこと、これが転職を繰り返してるうちに一番大事だと思いました。

私も最近、3社前(15年前)に書いた図面がまだ現役で作られてるって聞いた時、「もっとマジメに書けばよかった」って思いました・・・

よくやる計算は、Excelに計算式入れてやりますよね。そんな時役立ちそう。


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