こんにちは。激安と言う言葉に弱い、氷河期の住人だよ。
さてみなさん、プログラミングやってますか?
いろんな言語がありますね。CやらPythonやらラダーやら・・・
・・・
なんでLabVIEWを使わないんですか?

このソフトは元々100万円以上する高額ソフトですが、今や非商用なら6000円で買えます。
しかもこのソフト、簡単かつ超強力なプログラム開発環境となります。
そんなLabVIEWの魅力について今回はご紹介します。
特にポイントなのがこちら。
プログラミング入門に最適
Arduinoなどで安く実際に動かせる
製造業でけっこう求められているから転職に有利
何度も言いますが本来100万円以上するソフトウェアで、自動車業界などでもテストや開発段階で使われているものです。

※Home Bundleは非商用向けで6000円のLabVIEWパッケージです
習得することで転職の幅が広がるのは間違いないです。しかもグラフィカルで楽しみながらプログラミングできます。これで一気にスキルを身につけましょう!
LabVIEWとは?
目次(クリックできるよ!)
LabVIEWは、テスト、計測、および制御が必要なアプリケーション向けのシステム開発ソフトウェアです。National Instrumentsより
要するに、グラフィカルな言語で制御プログラムを作ったり、カスタム測定器を作ったりできるわけです。
私もロボットの制御プログラム開発に使っていましたが、マイコンで開発するのに比べて10倍以上早く、開発初期には超強力な環境です。
どんな画面なの?
私がLabVIEWでArduinoを操作しようとしている画面です。
(本当はもう一つの画面がセットなのですが省略します)
こんな風にブロックの組み合わせでプログラムを作れるので、非常にわかりやすいのです。

LabVIEWを使うメリットって何?
デバッグ能力が超強力
最大のメリットは、デバッグが強力だということです。
エラーハイライト表示
プログラムが成立してなかったら「壊れた矢印マーク」で実行できないことがわかります。しかもこれを押すと、どこに問題があるかをハイライト表示してくれます。下の場合は、メトロノームのアイコンに入力値がないのがエラー原因です。

至るところをチャート表示
至るところをグラフ化できるので、実行しながら簡単にデータロギングできますよ。
例えば乱数をモニターしたい時は回路の間に「Waveform Chart」を入れると・・・
簡単にモニターできます。複数データも同時に表示できますし、ブールもチャート化できるので非常に便利です。
スロー再生機能
ほかにはデータの実行順序やデータの受け渡しをスロー再生できます。電球マークをクリックしてから実行するだけなので、簡単ですね。
まんまブロック図なので、実行可能な仕様書となる
外注業者に基板のプログラムを頼むときに、仕様書って書きますよね。その時に書くのがブロック図。これをLabVIEWのブロックダイアグラムで代用できます。(もちろん業者と事前に読み方は打ち合わせします)

しかも実行できるので、間違ったプログラムかどうかの検証ができるのがポイントですね。
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教科書に載ってる数式をそのまま放り込める
これは私が感じたメリットです。シミュレーションをするときなどに、専門書の運動方程式を参考にしたりしますよね?

それをCなどの場合は一度書き方を言語に合わせないといけませんが、LabVIEWの場合はほぼ見たままの形で計算させることができるので、実はすごく簡単です。四則演算はもちろん、微積分や行列もできます。(Matlabのほうが専門ですけどね)
実はプログラミング入門に最適
最近小学生でもプログラミングが必修になるようで、あちこちにプログラミング教室ができました。
そんなの通わなくても、LabVIEWなら簡単に学習できますし、実機がなくてもシミュレーションできるので楽しめますよ!
しかも実機はArduinoやラズパイが使えるので安上がりです。
しかもグラフィカル言語なので、小学生でもわかりやすいのです。
製造業でけっこう使われてるので転職のプラスに
私がLabVIEWを習得している時は、ほとんどが自動車業界のイメージでした。自動車業界は測定やデータ収集装置を作る目的で導入が進んでたようで、私と同時期にNIのトレーニングを受けてた人は自動車や家電関連の大企業か、その下請けの人ばかりでした。
その後転職の時の求人票にもLabVIEWを使う仕事がけっこうありました。なので特に大手製造業と関連会社を狙うなら、持っておいて損のないスキルだと思います。
ちなみに岡山では全くといっていいくらい普及していませんでした・・・
購入情報、できる範囲、その他
どこで購入するの?
秋月電子で買えます。もちろんちゃんとしたNI(National Instruments)の正規品です。
私もこれを使っています。
どれくらい使えるの?
ひとまず操作をしてみるぶんには何の制限もないので問題ないです。
myRIOなどNIのハードウェアを使うには追加モジュールが必要なので無理ですが、買ったままの状態でArduinoやラズパイなどが使えますので、個人で遊ぶぶんには十分です。
Arduino正規品はこちら。なんといってもマイコンなのに、知識ゼロから始めても簡単なのがArduinoのいいところ。
Arduinoは互換品(正規じゃないけど同等のもの)が多く出回っています。互換品なら最初から色々セットになっててこの価格。実は私も4個互換品持ってます。
どうやって学ぶ?
ちゃんとした製品版は1年間の全トレーニングが無料という手厚いサービスがあるのでいいのですが、もちろんそんなのありません。
なので本を読みながら勉強するのが良いかと思います。
・・・
と本来なら本を紹介したいところなんですが、実はLabVIEWっていい入門本がありません。(あっても古いんです。)

なので私がこのブログで少しずつ書いていくことにします。というのも、最近仕事で使わなくなったので忘れそうだから。自分の備忘録も兼ねてです・・
おわりに
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
私が仕事でLabVIEWを使おうと思って初めて見積もりとったら、まあまあエグい値段の見積もりが来たのを覚えています。
それから約10年。ソフトは安くなったし、安価なArduinoなどで動作するなんて、LabVIEWを使うには最高の環境です。LabVIEWで身につけたプログラミングは他の言語でも応用が利くので、いっそLabVIEWを覚えてから他の言語を覚えてもいいかもしれません。
ちなみに(Arduinoに関して)
Arduinoについてはネットに山ほど情報がありますので、それを調べたほうが早いです。
ラダーもグラフィカル言語ですね。できることが少ないけど・・・
制御の一番基本、PID制御です。