氷河期世代が残業時間による精神や体調の変化について語ります
目次(クリックできるよ!)
どうもこんにちは、20代の頃は会社に住んでると思ってた氷河期の住人だよ。
みなさんは毎月どれくらい残業してますか?
今回は『人間が長時間労働をするとどうなっていくか?』というのを残業時間ごとにまとめてみたよ。私の体験談と、周囲の様子を見て書いてます。
先に言わないといけないことを言います。
労働基準法の上限である残業75時間 / 月超えはダメです。絶対にダメなんです。
毎月こえてるようなら、しかるべき所に相談するべきです。
それをふまえて、この先を読んでください。
超長時間労働をするとどうなるのか?体験談で伝える肉体と精神の変化
目次
- 残業に関する法律とデータ
- 残業30時間 / 月以下
- 残業60時間 / 月
- 残業80時間 / 月
- 残業100時間 / 月
- 残業120時間 / 月
- 残業150時間 / 月
- 残業150時間 / 月以上
・残業に関する法律
残業に関する法律と言えば、「36協定」です。正式には労働基準法第36条です。
↓のサイトがとてもわかりやすいです。
「知らなかった」では済まされない!36協定の基礎知識
皆さんは「36(サブロク)協定って何?」と聞かれたら、正しく答えられますか?「聞いたことはあるけど、正確にはなんだかわからない・・・」という方も多いのではないでしょうか。 …
これを遵守しなくてはいけません。
また、残業時間については諸説ありますが、労働時間が週48時間を超すと生産性が低下するようです。
労働時間が1週間あたり48時間を超えると生産性が低下」:その解決法は?
働く人なら誰だって、もっと短い時間で仕事を済ませたいと望んでいるのではないでしょうか? とはいえ、片づけるべき山積みのタスク、残業が当たり前になっている職場の空気、さらには締め切りに追われる中では、時短の実行は容易ではありません。気がつくと毎日、毎週、残業していることがしばしばです。しかし、こうした長時間労働が、実際には生産性を下げていることが、さまざまな研究から明らかになっています。 …
それではここから先は残業が肉体と精神にどのような影響を与えるかです。サンプルは私とその周りにいた人たちです。
1.残業30時間 / 月以下
一般的に、36協定の範囲内である月30時間、年360時間以内の残業時間です。
一日平均1.5時間なので、特に無理なく過ごせるはずです。
[残業30時間 / 月以下での肉体的な変化:]
ここでは見られません。むしろ早く帰ってからスポーツジムに通ったり筋トレしたりする余裕がありますので、いたって健康なはずです。
[残業30時間 / 月以下での精神的な変化:]
よほどの場合を除いて、精神状態は正常です。
2.残業60時間 / 月
これは36協定の特別条項(忙しい時に年間360時間を超えてもいい、というもの)の上限である年間720時間ラインです。
一日平均3時間の残業時間になるので、プライベートの時間が削られる、という感覚です。
[残業60時間 / 月以下での肉体的な変化:]
疲れが溜まってきます。事務職は肩や腰の痛みが出てきます。現場作業はけっこうしんどい労働時間です。
[残業60時間 / 月以下での精神的な変化:]
ストレスを発散する時間が減るので、イライラしてきます。若干集中力が下がってきます。
3.残業80時間 / 月
ここからはブラック企業ラインです。疲弊と集中力低下が目立ち始めます。一見仕事が進むように感じますが、効率が悪いので逆に仕事は停滞します。平均4時間/日です。
[残業80時間 / 月以下での肉体的な変化:]
晩、つい会社で軽食を取ってしまいがちな時間です。これで体形は太り始めます。運動不足も重なり、体がだるくなってきます。つい栄養ドリンクを飲んでしまいがちです。
現場作業は足のだるさ、腰の痛みなどが目立ってきます。
[残業80時間 / 月以下での精神的な変化:]
集中力が大幅に低下、休憩が増えて仕事が全然進まなくなってきます。イライラが溜まり、そのへんにあるものに八つ当たりし始めます。
4.残業100時間 / 月
ついに大台、100時間です。5時間/日です。職場の人間関係が一気に悪くなってくる時間帯です。
[残業100時間 / 月以下での肉体的な変化:]
平日に全く疲れを取ることができなくなり、水曜日くらいに疲れと眠さのピークが来ます。とにかく昼晩と会社で食べるので食生活は悪化の一途をたどります。
現場仕事は定期的に整体に通う人が出てくるレベルです。(私です)
[残業100時間 / 月以下での精神的な変化:]
そろそろ社員間の会話に怒号が出始めます。お互いのミスを責めあいます。もう頭が回らなくなり始めているので、ミスに気が付かなくなります。もう悪循環です。
5.残業120時間 / 月
ここからは翌日帰宅ラインです。平均は6時間/日ですが、日によっては翌日帰宅になります。
[残業120時間 / 月以下での肉体的な変化:]
もう気力で一週間を乗り切っている状態です。心拍数が高くなったまま下がらなくなったりします。
休日は回復するのに精一杯で、布団から動けなくなります。
[残業120時間 / 月以下での精神的な変化:]
起きて寝るまでがほぼ会社なので、精神的に相当負担がかかります。友人たちとコンタクトも取れなくなり、孤独を感じるようになります。そしてなぜか自分を責め始めます。
6.残業150時間 / 月
毎日翌日帰宅です。睡眠時間が5時間以下になるので、もう意識がはっきりしない状態です。
[残業150時間 / 月以下での肉体的な変化:]
慣れると仕事ができますが、もう意識朦朧なので惰性で作業しているだけです。
[残業150時間 / 月以下での精神的な変化:]
全てに腹が立ち、精神的にはボロボロです。助けて助けて助けて・・・
7.残業150時間 / 月以上
もう何が起きてるのかわからないまま毎日が過ぎていきます。苦痛、逃れたい、逃れられない、助けて・・・という状態です。
[残業150時間 / 月以上での肉体と精神の変化:]
もう何も考えられないし、自分の体じゃないくらい感覚も鈍ってます。全身が震えて、手足の指先から冷たくなっていく感覚が出たら危険です。
もう限界です・・
おわりに
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
私(と周りの人たち)はこんな感じでしたが、みなさんはどこまで経験したことありますか?
何度も言いますが、36協定の範囲内までしか仕事をしてはいけません。それに人生80年時代、労働で消耗して体を壊すと後々大変です。
長時間労働が続くようなら転職を考えましょう。
転職のベテランが考える転職のポイント | 氷河期の暮らしかた
こんにちは、氷河期の住人です。 みなさん、今の会社で満足していますか? ・・・と聞くと、90%以上の確率で「いいえ」と答えます。 私も6社目ですが、満足した会社なんて現職を含めて ありません 。 満足しないとなると、みなさん転職を考えますよね? でもいざ転職というと、 どういうタイミングで転職していいかわからない どういう準備をしていいかわからない 自分をどうアピールしていいかわからない …
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